ちょっと前になりますが、ソウルに滞在した際、久しぶりに仁寺洞(インサドン)近くの「里門(イムン)ソルロンタン」を訪ねました!

里門ソルロンタン

1904年創業という、韓国でも120年近い歴史を持つ稀少な超老舗。店内は相変わらず地元の人たちや観光客で大にぎわいでした。^^

ところで、ソルロンタンの中に入っている「素麺」を見て、ふと思ったことはありませんか? 「ご飯があるのに、なぜ麺まで入っているのかな?」と。

里門ソルロンタン

実はこれ、韓国の歴史が大きく関係しているんですよ。

韓国では1960年代から70年代にかけて、深刻な米不足に悩まされていました。そこで当時の政府が打ち出したのが、「混食・粉食(プンシク)奨励運動」。米の消費を抑えるために、米には必ず雑穀を混ぜさせたり、小麦粉料理を食べるよう推奨したんですね。

さらに1969年からは「無米日(ムミイル)」という制度もスタートしました。毎週水曜日と土曜日は米の販売が制限され、代わりにパンや麺類を食べることように指示されました。飲食店にも厳しく義務付けられたそうですよ。

そこで、当時のソルロンタン屋さんが、ご飯の代用として素麺をたっぷり入れたのが今のスタイルの始まりと言われています。結果的に、牛骨スープが絡んだ素麺が美味しい!と評判になり、お米が十分に食べられるようになった後もこのスタイルが定着したんですって。

なんだか奥が深いですね〜。 この記事を書いていたら、ソルロンタンが恋しくなってきました(笑)

 

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