8月20日から23日まで、ソウルに行ってきました!

今回の一番の目的は餅の道具を購入することでしたが、ちょうど同じ時期に韓食振興院で「韓食コンサート」が開催されることを知り、世界韓食マスター協会の先生方とご一緒させていただきました。

韓食振興院

韓食振興院 世界韓食マスター協会

しかも登壇されたのは、ミシュランガイド一つ星レストラン「オンジウム(온지음)」のパク・ソンベシェフ。とても貴重な機会でした。

韓食振興院 オンジウム パク・ソンベシェフ

オンジウムの料理は、韓国の伝統をきちんと守りながら、現代の感覚に寄り添った盛り付けや表現をされるのが特徴です。だからこそ一皿の料理の裏には徹底した学びと研究があり、見せ方も実に多様。ひとつの料理に対して複数のアプローチが存在することに、韓国料理の奥深さを改めて感じました。

特に心に残ったのは、パクシェフが語られた「料理には意味とストーリーが必要」という言葉。食べる人にとって、その料理がどんな歴史や文化を背景にしているのか、どんな想いで作られているのか。それを伝えることこそが料理人の役割なのだと、深く共感しました。私自身も韓国料理を伝える仕事をしていますが、改めて「形だけ真似るのではなく、本質をどう伝えるか」という大切な視点をいただけた気がします。

もちろん今の世の中、タイパやコスパ重視の料理がもてはやされるのも理解できます。でも、付け焼き刃のように見える韓国料理を目にすると、どうしてももやもやしてしまうんですよね。だからこそ今回のコンサートでの学びは、自分の活動を続けていく大きな励みになりました。

韓食振興院では普段から展示や企画を行っているので、韓国料理や文化に興味のある方は、ぜひ一度足を運ばれてみてください。

韓食振興院 醤展示

韓食振興院 韓食展示

料理を「食べる」だけでなく、「知る・感じる」楽しさに出会えると思います。^^

 

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