8月31日(日)、成城HOSEKIにて開催したパク・スヒョン オーナーシェフと韓国料理研究家・本田朋美のコラボイベント「HOSEKI 美しき韓国宮廷の世界」。

朝鮮王朝の王さまの食事「十二楪飯床(シビチョプパンサン)」をテーマにお届けしました。

前編ではアペリティフから北朝鮮式参鶏湯までをご紹介しましたので、ここからはいよいよ後編です!

■ 豚肉の味噌焼き(メクチョ)

成城HOSEKI 豚肉の味噌焼き メッチョ

プルコギやノビアニの原型とされる焼肉料理。

まずはそのままいただき、その後は葉物野菜と、写真に収められませんでしたが高麗アザミの炊き込みご飯、手作りサムジャンとあわせて。
味噌の香ばしさと豚肉の旨味が絡み合い、力強さの中に優しさを感じる一品でした。

■ どんぐり冷麺(トトリネンミョン)

成城HOSEKI どんぐり冷麺 トトリネンミョン

韓国から取り寄せたどんぐり粉で練った麺に、牛肉のスープとトンチミ(大根の水キムチ)の汁を合わせた、韓国本場でも珍しい冷麺。

やや強めの酸味がクセになる味わいで、お腹がいっぱいだったはずなのに、別腹に収まり最後まで箸が止まりませんでした。

■ 菊芋茶

成城HOSEKI 菊芋茶

お口直しには、ほんのり甘みと香ばしさを感じる菊芋茶。
身体にやさしく、ほっと落ち着くひとときでした。

■ 茶菓床(タグァサン)の韓国菓子

最後に供されたのは、宮廷ならではのスタイル「茶菓床(다과상 タグァサン)」。

成城HOSEKI 茶菓床 タグァサン

成城HOSEKI 茶菓床 タグァサン

右から順に

薬果(ヤックァ)
熟成よもぎの茶食(タシク)
デーツにカカオをまぶしたもの
禅食(ソンシク)を丸めて紫芋パウダーをまとわせたお菓子

どれも滋味深く、華やかな余韻を残すお菓子の数々でした。

先日初めて気が付いたのですが、茶食の器にある赤青黄の点々は器のデザインだと思っていたら、シロップでした!(シェフの細かいこだわりに感激)

今回のコラボイベントは、料理だけでなく宮廷文化の奥深さを五感で楽しんでいただける特別な時間になったと感じています。

ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

そして、明日9月6日(土)にお越しくださる皆さま、どうぞよろしくお願いいたします!

 

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