ソウルに行くと、必ずといっていいほど立ち寄るのが「教保文庫(교보문고)」。

韓国の食のトレンドを知るには、うってつけの場所のひとつだと思っています。

今年8月に訪れた際、料理コーナーで真っ先に目に入ったのが「リュ・スヨンの一生レシピ(류수영의 평생 레시피)」。

リュ・スヨンの一生レシピ(류수영의 평생 레시피)

レシピ本では珍しい水色の表紙で、かえってとても目を引きました。

ご存じの方も多いと思いますが、リュ・スヨンさんは俳優でありながら、テレビ番組「コンビニレストラン」で料理の腕前を披露し、“食のプロ”の印象がすっかり定着しています。

実は私自身の著書『クンムルなしでは始まらない!』(誠文堂新光社)も、彼が出演されたNetflix番組『スープの国(국물의 나라)』に触発されて企画したもの。そういう意味でも、彼の食に対する探求心やアンテナには心からリスペクトしています。

そんな思いで手に取った本。ページをめくった瞬間、なんと直筆サイン入りだったので、迷わず購入してしまいました。

リュ・スヨンの一生レシピ(류수영의 평생 레시피)

リュ・スヨンの一生レシピ(류수영의 평생 레시피)

サインのところには「요리는 기대보다 쉬고 생각보다 즐겁답니다(料理は期待していたより簡単で、思った以上に楽しめるんです」

紹介されている料理は力強くて、しずる感たっぷり。どれも食欲をそそります!

ただ、ひとつ気になったのは計量の仕方。

コチュジャンやにんにくのみじん切りは「大盛りで大さじ1」、一方でしょうゆなどの液体は「スプーンの高さより少なめで大さじ1」とされていて……これは同じ味を再現するのはなかなか難しそうです。

それでも料理のアイディアとしては学ぶところが多く、参考になる一冊でした。^^

なんとなく本をネットで検索していたら、Amazonでも買えることがわかったので、リンクを貼っておきます。

リュ・スヨンの一生レシピ(류수영의 평생 레시피)

 

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