久しぶりにソウル滞在記をお届けします!
2025年9月28日。ソウル・新堂(シンダン)駅近くの宿で韓友と合流しました。このエリアは名前だけ知っていたものの、宿泊は初めて。ちょっとワクワクしながらの滞在です。
夕食は友だちが連れて行ってくれた「鶏流館(계류관)」へ。名前のとおり、鶏料理専門店です。
お店の外には、炭火の炎がゴウゴウと燃える焼き台。ガラス越しに見える火のゆらめきと、香ばしい煙の匂いが漂っていて、通りすがりでも思わず立ち止まってしまいそう。この時点で、もう期待度MAXでした!
暖簾をくぐると、木のぬくもりを感じる落ち着いた空間。日本の居酒屋を思わせる雰囲気で、すでに居心地の良さを感じます。
テーブルに置かれた木製メニューには、花をくわえたニワトリのイラスト。こういう細やかなセンス、たまりませんね!
頼んだのは、
참나무능이장작구이(クヌギの炭火焼き丸鶏)
닭목살탕수육(せせりのタンスユク)
パンチャン(おかず)は、白菜キムチ、大根菜のキムチ、白菜と大根の白キムチ、そして塩辛とサムジャン。白キムチが出るのはちょっと珍しく、思わずテンションが上がりました。
パンチャンをつまみながら待っていると、炭火焼き丸鶏が運ばれてきた瞬間、テーブルがざわつくほどの存在感!
こんがり焼かれた丸鶏の中には、香茸(コウタケ)と一緒に炊いたご飯がぎっしり。ごろっと入ったニンニクがアクセントになって、香りと旨味のバランスが絶妙です。
丸鶏の皮はパリパリ、中はしっとりジューシー。一口食べた瞬間、炭の香りと鶏の旨味が一体となって広がります。個人的には、塩をちょっとつけて食べるのが一番好みでした。
そして2品目のタンスユク(탕수육)といえば豚肉で作ることが多いですが、こちらは鶏のせせり(首肉)を使用。カリッとあがったせせり特有の弾力と甘酸っぱいあんの相性が抜群で、口に運ぶたびに幸せになります。
正直、この料理を選んだ自分の「動物的勘」を褒めたいくらいです(笑)
正直なところ、韓国でリピートするお店は少ないのですが、鶏流館は間違いなく再訪ありですね。
場所は、地下鉄 新堂(シンダン)駅2番出口 を出て、ソウル中央市場の入口を抜け、細い路地を進んだところにあります。
お客さんが多いので、早めの時間に行くのがオススメです。^^
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