先週の金曜日に、第2回ディプロマレッスンを開催しました!
今回のテーマは、韓国の伝統的な麺文化を象徴する「麺床(면상 ミョンサン)」。前半の実習では、受講生のみなさまと一緒に4品を仕上げました。
メインとなったのは、「骨董麺(골동면 コルドンミョン)」。別名ビビム麺とも呼ばれ、しょうゆベースの味付けに、きゅうり、牛肉、干ししいたけなどを和えた一品です。今回の骨董麺のポイントは、飾りとして使ったイワタケ(석이버섯 ソギボソッ)の扱い方。
ちょうど少し前に、比較的大きめのイワタケが手に入ったので、きれいな千切りにすることができ、見た目も華やかになりました。^^
2品目は、香り高い「エゴマの葉のチヂミ(깻잎전 ケンニプジョン)」。このチヂミでポイントとなるのは、焼き方の工夫です。というのも、具材に粉と卵液をまぶして、そのままフライパンにのせてしまうと、卵液が広がってしまい形が整わないんです。そこで今回は、美しく焼き上げるためのひと手間を加えた方法をご紹介しました。
3品目は「水キムチ(나박김치 ナバクキムチ)」。最近は日本でも水キムチの認知度が高まってきましたが、実はその多くがアレンジ版。今回は、朝鮮時代の王様が召し上がっていたとされる伝統的なナバクキムチを、麺床の世界観にあわせてご紹介しました。
4品目は「宮中薬果(궁중약과 クンジュンヤックァ)」。お花の形に成型した生地を揚げ、シロップに漬けた伝統菓子です。日本では市販品としても見かける機会が増えてきましたが、実は成型と揚げ方が仕上がりを大きく左右するお菓子。今回は一部をみんなで作り、残りは宿題としてご自宅で完成させていただく形にしました。
実習のあとは、私が用意したおかずやスープと共に、みなさんでゆっくりと食事を楽しみました。体験講座から含めて2回目のディプロマレッスン。自然と受講生さん同士も打ち解けて、食卓には笑顔と会話があふれていました。^^
そして、食後には、今回の4品にまつわる歴史や文化の講義を。このパートは、私が何よりも力を入れている部分です。料理だけでなく、その背景にある韓国の食文化への理解が深まることを大切にしています!
ご参加いただいたみなさま、本当にお疲れさまでした! 6月のレッスンも、どうぞよろしくお願いいたします!
最後に、今月はこのディプロマレッスンの体験講座があります。ご興味のある方は、以下のリンク先から詳細をご覧ください♪
2025年6月17日(火)韓国料理ディプロマレッスン体験講座
▼お知らせとイベントです!
- 2025年6月17日(火)韓国料理ディプロマレッスン体験講座 ガーデンキッチン御苑イースト
- 2025年6月20日(金)韓国料理ディプロマレッスン
- 2025年6月28日(土)コラボイベント 成城・宝石
- 2025年8月10日(日)水キムチ料理教室 よみうりカルチャー自由が丘
- 2025年8月30日(土)コラボイベント 阿佐ヶ谷HANCOOK
▼著書です!
- クンムルなしでは始まらない! 誠文堂新光社
- はじめてキムチの本 イースト・プレス
- 韓国ドラマ食堂 イースト・プレス