今回は、12月12日（金）に行った韓国料理ディプロマレッスンの様子をお届けします！

この日のテーマは 「お祝い料理」。誕生日や結婚、旧正月や旧盆のときなどに用意される料理を、4品実習しました。

■ カルビチム（갈비찜）

骨付きの牛カルビと野菜をやわらかく煮込んだ、韓国を代表するお祝い料理です。肉の良さを引き出すため、下処理から丁寧に行いました。またこの日は、韓国料理で欠かせないぎんなんの皮のむき方も初めてお伝えしました。

完成までにやや時間のかかる一品ですが、箸でほぐれるほどやわらかくなったカルビは、ひときわ美味しく感じられました。^^

■ 海鮮クジョルパン（해물구절판／ヘムルクジョルパン）

本来は牛肉を使うことが多いクジョルパンですが、今回はお肉料理が続く構成だったため、海鮮バージョンにアレンジしました。

えびやカニなどの海鮮を使い、彩りと軽やかさを意識。ミルジョンピョンというクレープ状の生地を丸く焼くのは、簡単そうで実は少しコツが必要ですが、みなさま上手に焼いていらっしゃいました。

最後は九つに仕切られた器に、色のバランスを考えて盛り付け。とても豪華な仕上がりになったと思います。

■ 豆腐膳（두부선／トゥブソン）

やさしい味わいが特徴の、豆腐を主役にした料理です。木綿豆腐をペースト状にし、鶏ひき肉と混ぜ合わせて成形。上には錦糸卵や半分に切った松の実、イワタケなどをのせて蒸し上げます。

トゥブソン自体がシンプルな味わいなので、芥子入りの酢醤油とともにいただくと、爽やかな辛さが加わり、メリハリのある味になります。

■ 白雪餅（백설기／ペクソルギ）

韓国の蒸し餅の基本といえば、ペクソルギ。名前の通り「白」は清らかさや始まりを象徴し、誕生日などお祝いの場に欠かせない餅です。

今回は基本に忠実なペクソルギを実習しました。せっかくなので蒸したてを召し上がっていただきましたが、素朴ながらも、噛むほどに米の甘みが広がる味わいです。

その他にご用意した料理は

・テナガダコと大根のスープ
・カプサアオノリと大根の酢の物
・干し鱈のしょうゆ和え
・きのこのエゴマナムル
・パンジキムチ

このパンジキムチは、先日のフードセラピーで名人のオ・スクチャ先生から学んだもの。先月に白キムチを実習したので、今回はどうしてもパンジキムチを召し上がっていただきたくて用意しました。

帰国後すぐに食べたときとは味が変わり、絶妙な発酵加減になっていました。

食事の後は、カルビチム、クジョルパン、ペクソルギについての講義で締めくくりました。

明日の月曜日は、2期のディプロマレッスンです。^^

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